本会は、品質管理事業として試買分析及び精密調査分析を実施し、日本国内において流通する石油製品の適正な品質の確保をサポートしています。
試買分析業務
揮発油等の品質の確保等に関する法律(品確法)では粗悪品の販売が禁止されています。適正な品質の石油製品の流通をサポートするため、離島を含む全国のSSから揮発油、軽油、灯油を試買し、全国9か所の試験センターで、品質基準に適合しているか否か分析を行っています。
また、品質基準に不適合と判定された試料については、速やかに経済産業省に報告する等、消費者保護、環境保護が図られるよう石油製品の品質確保に努めています。
精密調査分析業務
試験センターで分析した結果、品質基準に不適合と判定された試料は、品質試験室において精密調査分析を行い、分析結果の最終評価や不適合の原因究明を行っています。
品質試験室は国際標準であるISO/IEC17025の認定試験所として、不適合判定の最終評価を行い、分析結果の信頼性確保に努めています。
その他
品質試験室では、試験法の改良・開発・標準化等の研究、元売会社等との照合試験の実施、試験センター分析員に対する分析技術研修を実施するなど、総合的な品質管理体制を整備しています。